喧嘩と補導を繰り返す“問題児”西田涼（にしだりょう）は遂に父親に見捨てられ、行く宛もないまま夜の学校に忍び込んでいた。しかし夜の巡回をしていた風紀委員会長の藤森（ふじもり）に見つかり、すでに補導の規定回数を超えており退学にな ．．． 続きを読む

　寂しい夜。隣には幽霊――。事故に遭って幽霊になった青年・西之千真（にしのかずま）は、なんの接点もない大学生・楠原颯大（くすはらそうた）にだけ姿が見える。颯大は幼い頃誘拐犯に犯されそうになったことがあり、そのトラウマに今も囚わ ．．． 続きを読む

　田崎が転勤の関係で引っ越した部屋に、前の住人・篠田宛ての郵便物が頻繁に届く。＜br＞しびれを切らし連絡を取ると慌てて部屋にやってきた篠田は、謝りついでになぜか部屋に置いてくれと言い出して――＜br＞押し切られ、期間限定で篠田 ．．． 続きを読む

　移動教室の机に小さく書かれた「好きです」宛先不明のラブレターに「オレも」出来心で返事をした、ちょっぴり天然・松岡律。文通のおかげで、退屈だった授業が待ち遠しくなったはいいけど、「本気の告白だったらどうすんの」友人の一言が、胸 ．．． 続きを読む

　★特典は描き下ろし漫画付き★　お前の「興味ある人」って、もしかして俺？　それって恋愛的な意味で？　ノンケがゲイに期待させるような事、言ってくれるな……！！　図書館隣のカフェに足繁く通う、ゲイのベストセラー小説家・支倉椿（はぜ ．．． 続きを読む

　谷古柊太は同じバスケ部の先輩、西崎秋一に片想い中。＜br＞可愛く優しい西崎との距離を少しずつ近付けるべく地道に努力する日々だったが、＜br＞彼の部活引退が近付いていることを知り、勢い余ってキスをしてしまう。...

　返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無く文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か……。1通の恋文で人生を狂わされた4人の男。絡まりあう人間関係 ．．． 続きを読む

　敵地で兵役生活を送る「赤平」と「藤宮」。＜br＞赤平にとって人懐こい性格の藤宮の存在は、過酷な戦場で唯一の励みとなっていた。ある日、字の書けない藤宮に手紙の代筆を頼まれる赤平。＜br＞藤宮の好きな女に宛てた手紙を書いてやりな ．．． 続きを読む

　家出同然に実家を飛び出し、従兄弟の家に居候を始めた樹は、大好きだった“優しいオニイチャン”桐生にも相談できない悩みを抱えていた。それは、彼にしつこく言い寄ってくる男のストーカーの存在で……！？実家を出て被害は一度落ち着いたか ．．． 続きを読む

　亡くなった母の遺品の中から出てきたのは、未投函の手紙の束。夏休みに少年は、宛名の男を訪ねて海辺の町にやってきた。まるで一編の映画のように、切なくて爽やかな印象を残す表題作他、コメディからシリアスまで著者の魅力を完全網羅した、 ．．． 続きを読む