作品紹介
さようならと君は手を振った
さようならと君は手を振った
 芦屋誠一の従兄弟、氷見啓介が田舎から上京してきた。実家の旅館を継ぐために、都内にある知り合いのホテルで経営を学ぶというのだ。啓介との再会は、誠一にとって懐かしく後ろめたくもあった。十年前の夏、高校生のふたりは恋に落ち、誠一は「高校を卒業したら迎えにくるから一緒に逃げよう」と啓介に約束した。しかし、都会に戻った誠一が約束を果たすことはなかった。そんな過去から気まずい再会になるかと思いきや、啓介は過去にいっさい触れず、誠一と出逢えたことを喜び、優しく微笑むだけだった。責められずにすんで安心した誠一は、十年前と変わらずに優しくなぐさめ抱き締めてくれる啓介に、どこまでも甘え続けるが……。従兄弟の誠一を一途に愛し尽くす啓介と、その想いを利用しようとする誠一。すれ違う二人の切ない恋の物語。ergo掲載原稿に加え、その後の二人の日常を描いた、描き下ろしを収録!
作家 : 木原音瀬
出版社 : 蒼竜社
ジャンル「BL漫画-社会人」の作品
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作家 : 木原音瀬 |ジャンル : ボーイズラブ漫画 / BL漫画-社会人 |出版社 : 蒼竜社
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